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旭化成ネットワークス、延岡市と連携協定締結
~液浸コンテナデータセンター環境下での延岡市駅前複合施設の防犯カメラ画像解析で地域課題解決検証へ~

2025年6月11日
旭化成ネットワークス株式会社

旭化成ネットワークス株式会社(本社:宮崎県延岡市、代表取締役社長:堀越 岳、以下旭化成ネットワークス) は、ユニファイドコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:大田 保紀、以下ユニファイドコミュニケーションズ)及び株式会社トゥモロー・ネット(本社:東京都品川区、代表取締役社長:李 昌珍、以下トゥモロー・ネット)との協力体制のもと、延岡市(延岡市長:読谷山 洋司) と、次世代データセンター技術である液浸コンテナデータセンター環境下で稼働する液浸サーバーを用いて、延岡市駅前複合施設における画像解析技術を活用した地域課題解決検証に向けた連携協定を締結いたしました。
連携協定締結の背景

公共交通の結節点及び賑わいの場である延岡市駅前複合施設エンクロスは、市の玄関口として、多くの市民や観光客が利用する重要な施設であり、防犯体制等の安全・安心の向上や施設の効率的な管理運営、データに基づいた施策の展開が求められています。

また、近年、データ量の爆発的な増加に伴い、データセンターの省電力化と高密度化が喫緊の課題となっています。旭化成ネットワークスでは、これらの課題解決への貢献と次のデータセンターソリューションの確立に向けて、次世代の冷却技術として注目される液浸コンテナデータセンターの検証を進めています。この技術を地域社会に還元し、具体的な課題解決に貢献したいという思いから、延岡市との連携に至りました。

連携協定の概要と目的

本協定に基づき、旭化成ネットワークスは延岡市と連携し、延岡市経済の持続的な成長・発展に向けて、液浸冷却の先進的な技術を活用し、延岡市内の企業で活用される「ITプラットフォーム」の省エネルギー化等の環境負荷の低減を図るとともに、その成果を他産業団体、企業へ展開することも見据え、延岡市全体の環境問題の解決を図るために以下の目的達成を目指してまいります。

1.延岡市駅前複合施設における画像解析検証:
延岡市駅前複合施設に設置された監視カメラの画像を、画像解析技術を用いて活用する検証を行います。

・施設管理の効率化 : 施設利用者情報をリアルタイムに把握し、同時に来訪者数のデマンドによる施設管理及び運営の効率化に繋げます
2.液浸コンテナデータセンターの検証:
今後のデータセンターの地方分散やエッジデータセンターの実現に向けた重要な施策として、液浸コンテナデータセンターの検証を実施し、延岡市のIT施策のプラットフォームとしての可能性を探ります

・省エネルギー化の推進 : 従来のデータセンターと比較して大幅な省エネ効果を検証します。
・高密度実装の実現 : 限られたスペースでの高性能なデータ処理を可能にし、エッジコンピューティング環境の構築の可能性を検証します
役割
旭化成ネットワークス: 液浸サーバーを活用した連携施策の検証実施
ユニファイドコミュニケーションズ: 監視カメラによる画像解析システムの研究開発
トゥモロー・ネット: 画像解析システムを実装する機器の提供と液浸冷却サーバー化
延岡市: 実証実験の場の提供及び活用事例の創出支援、市内他産業団体や企業への取組成果の普及・展開
今後の展望

旭化成ネットワークスは、今回の延岡市との連携協定を通じて、地域課題解決と次世代データセンター技術の検証を両輪で推進し、地方におけるスマートシティ化、ひいては地方創生に貢献してまいります。延岡市駅前複合施設での検証成果を基に市内他の公共施設や商業施設への展開及び、延岡市内の企業で活用される「ITプラットフォーム」としての展開を視野にいれた、液浸コンテナデータセンターの実用化に向けて、更なる技術開発と実証を進めてまいります。

画像解析技術を用いた展開
・安全・安心の向上: 防犯体制の強化、災害対策の強化に繋げます。
・地域課題の早期発見: 環境美化の課題や施設の破損などを自動で検知し、迅速な対応を可能にします。
・データに基づいたまちづくり: 画像解析で得られたデータを分析し、延岡市のまちづくりにおける新たな施策検討に貢献します。
連携協定締結の様子
【お問い合わせ先】
旭化成ネットワークス株式会社 新規事業開発室
担当: 渡邊 洋、(川口 直也)
Email: nbh@om.asahi-kasei.co.jp
電話: 0982-22-2880(代表)

以上